冬の夜明け - good machine oil (GMO)
詞: SEMIKUZIRA
曲: SEMIKUZIRA
拭い切れぬものさえあるけれど
冬の夜もやがて
真実本当の真実
それは深い悲しみの中でしか見えず
痛みを帯びたざらついた
心で感じるところなのさ
別に遊んで生きているわけじゃないよ
僕らの果たすべき使命だよ
嫌な事だらけの世界を
歩く自由な旅人
立ち上がろうとするのもいい
このまま流れるままでもいい
誰に蔑まれ評価
誇りに泥を塗られ評価
今と言う時間を踏み
前へ転がって行こう
過去なんて捨ててかなぐり捨てて
一秒先を見詰めてよ
この地球にたくさんの
涙が零れ落ちるのはなぜ
子供も大人も笑うことのできる
同じ人間なんてね
後ろめたさを償いたくて
正直でただ在りたくて
嫌われることを嫌って
故に不器用さも相まって
それでも瞬きと呼吸は続いて
憤りが背中で疼いてる
弱さを忘れたならそれに替わる
不幸はどこにもないだろう
今一度思い出してほしいんだよ
大切なものを失う前の
あの日あの時眩しいぐらい
輝いていた君に
夜明け月が
白みだす空気に薄れてゆく
焦がれ雪が
舞い散る街に重なってゆく
夜明け月が
白みだす空気に薄れてゆく
焦がれ雪が
舞い散る街に重なってゆく
たとえその坂を
転がり落ちたとしても
辛きを砕き気張っていこう
苦悩は一生付いて回る
腹を括ってそれについて語る
幸せってやつを手に入れてしまえば
人の痛みはわからなくなる
希望とやらを最後の最後まで
負う身でも別にかまわない
愛を守ることにかかんになるのは
世のため誰かのため自分のためさ
ここにある弱さを知って
悲しみを持って歌うのさ
それも悪くない
今日も悔しさを噛み締め
成すべき仕事は何か
過ごす日々を確かめる
何時もしかめっ面の裏ではにかむ
愛嬌ある振る舞いたたむまにあわす
あり余す出会い別れ
涙は拭えほら光る
君の可能性
目指せ君は君をまとって
困るな鼓動が果てるまで
仲間とはぐれたった一人でも
道に迷いたった一人でも
愛するものと離れたった一人でも
それでも
夜明け月が
白みだす空気に薄れてゆく
焦がれ雪が
舞い散る街に重なってゆく
夜明け月が
白みだす空気に薄れてゆく
君に訪れた冬の夜が静かに明けてゆく